鳥取 境港発 カニだしラーメン

産学・地域間連携開発商品

鳥取県境港産ベニズワイガニスープ×宮城県産小麦ゆきちから使用麺

「鳥取 境港発 カニだしラーメン」は2015年12月より発売開始になった新商品です。鳥取県境港産ベニズワイガニの香りと旨みがたっぷりのあっさりしょうゆ味スープと、宮城県産小麦ゆきちから使用喉越しの良いストレート麺で、一般的な魚介だし系のラーメンとは一線を画す美味しさです。商品企画・開発には石巻専修大学経営学部石原ゼミナールが関わり、宮城県石巻市鳥取県境港市の2地域の食材・技術で作り出した、産学・地域間連携開発商品です。

鳥取県境港産ベニズワイガニの香りと旨みがたっぷりのあっさりしょうゆ味スープ
宮城県産小麦ゆきちから使用、石巻産サバ焼成骨を配合した喉越しの良いストレート麺

学生達によるスープの試作写真

特徴1.石巻専修大学石原ゼミナール監修による産学連携開発商品

カニだしラーメンの開発は、石巻市の産業活性化策について研究している石巻専修大学経営学部の石原教授が同じ水産都市の鳥取県境港市を震災後に訪れ、「二地域の資源と技術を組み合わせた新しい町おこしの形」を考えたことからスタートしました。商品企画開発に1 は石原ゼミナールの学生達が積極的に関わり、スープの味の調整や麺の太さの検討には学生達の意見が大きく反映されています。
さらに、学生達によるアンケート調査やテスト販売を繰り返して商品力をブラッシュアップ。ターゲットとする40代後半から60代のお客様の満足度が非常に高い商品になりました。

石巻専修大学石原ゼミの皆さん

鳥取県境港市

特徴2.宮城県石巻市・鳥取県境港市の資源・技術による地域間連携開発商品

鳥取県境港産
ベニズワイガニのスープ

鳥取県境港市はベニズワイガニの水揚げ量日本一を誇ります。ベニズワイガニはその名の通り鮮やかな紅色が特徴で、棒肉・爪肉・かにみそは食用、殻はキトサンとして医薬品など、捨てる部分が無いほど利用されています。ベニズワイガニは水揚げ後に加工工場で茹でられて直売所などで販売されています。今回、石原教授が注目したのは「茹でガニ」の加工後に出る茹で汁でした。茹で汁にはベニズワイガニの香りや旨みがたっぷり抽出されています。これを濃縮してエキスにすることで、未利用資源を活用した新たな価値ある商品を生み出せないか。このベニズワイガニエキスとカニだしラーメンスープの開発を、境港市の調味料メーカー北國が担当しています。

境港のベニズワイガニ

舟形アグリのゆきちから圃場(夏)

宮城県産小麦
ゆきちから使用ストレート麺

宮城県で開発された小麦「ゆきちから」は現在生産面積が拡大されており、主に麺類やパンに使用されています。石巻の農事組合法人「舟形アグリ」もゆきちから生産者の一人。豊な水をたたえた北上川流域の圃場でゆきちからを生産しています。麺の開発は島金商店が担当しました。カニだしラーメンのスープの味や傾向から何種類か麺を用意し、石原ゼミの学生達と試食検討を何度も繰り返しました。その結果、ゆきちからを使用し石巻産サバ焼成骨カルシウムを配合した細ストレート麺に決定しました。麺の開発は島金商店、使用小麦ゆきちからの生産は農事組合法人舟形アグリ、サバ焼成骨は石巻の水産加工会社山徳平塚水産が担当しています。この麺は、石巻市の異業種連携体制で作り出されたオリジナルタイプです。

学生達による麺の研究の様子


2食(生)

328g(めん120g×2、スープ44g×2)
要冷蔵

小売店用商品ページ